障害者自立支援法、厚労相「廃止していく」
長妻厚生労働相は19日、厚労省内で記者団に、障害者自立支援法について、「廃止していくと申し上げている」と述べ、廃止して新制度を導入する方針を強調した。
読売
制度もだが根本的な発想がおかしかった。障害が重度になるほど多くのサービスを受けるのだから費用負担も多くするべきだというのは、現実的に不可能だ。福祉のように採算より公共性を重視しなければ成り立たないジャンルも世の中にはある。なんでもかんでも利用者負担ということに無理があった。
1割負担も障害者の収入が十分ならまだしも、生存ギリギリのところから更に1割負担というのは無茶すぎた。月収100万の人の1割と10万の人の1割では重さが違う。多くの障害者の月収は10万円にも届かない。
人権がどうのという以前に非現実的な政策だった。